すぎの森幼稚園
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運動会

2022年10月08日(土)園生活園行事

 10月8日(土)。以前から雨予報だった三連休。本当に奇跡的に土曜日だけ予報が変わり、時間の変更をすることもなく実施することが出来ました。早朝に園庭を確認しに行くと水溜まりもない状況。全職員で急ピッチで準備を進めていきました。園庭の水はけが良いのは園長が「少しでも子どもたちが戸外遊びを出来るように」という気持ちから、園庭に地盤改良工事を施していました。その気持ちが最大限に発揮されたように感じました。

 園庭が広い幼稚園ですが、全学年の保護者を集めると園児を含めて400名程が集まることになります。もっと広い場所を借りて行うことも出来るとは思いますが、子どもたちが生活している場所、練習してきた場所でこそ安心して十分に力が発揮されると考えています。また、400~500名程を一つの場所に集めることが難しい為、学年別で実施しました。

 9月2週の記録には『見ているだけの子もいたが、これからの練習で少しずつ身体を動かす楽しさを感じられるようにしていきたい。』と残されていました。
 3週になると『ダンスをずっと見ている子に「ジャンプの所だけやってみる?」と聞いてみると「うん」と頷いた。一緒に手を持ってジャンプの所だけやってみると最後のポーズは自らとる姿があった。「カッコよかった!」と沢山褒めると笑顔を見せた。』と、子どもたちのペースに合わせて少しずつ取り組んでいきました。
 保護者の方に見守られながら初めての運動会。「がんばったね」と首から下げたメダルを見つめる子どもたちは十分な達成感や充実感を味わったと思います。4月には「はじめまして」の子ども同士が、今はメダルを見せ合いながら話し合える関係になっている事も印象的です。

 年中組は一度経験したことがある子、今年が初めての運動会の子が入り混じりますが無理のないように練習していきました。また年中児が取り組むパラシュート体操は客観的に見ると「ぼうし」などの演目が分かりやすいのですが、演技する側からすると「どこがぼうしなの??」と思う為、演目の写真を撮って印刷し、視覚的にも伝えるようにしていきました。ダンスでは保護者の方にお手伝いいただいたポンポンがお披露目されるととても喜び、さらに活動に意欲的になりました。演目が終わった後に集合する場面こそ、運動会の集大成だと考えます。3~4週間、毎日少しずつ練習を重ねて本番を無事に終えました。その過程の最終ゴールがこの場面でしょう。一緒に練習をしてきた友達・先生と喜びと達成感を分かち合います。親子競技ではお父様同士でハイタッチをする姿がとても印象的で土曜日の開催が叶って心より嬉しく思いました。

 年長児は行事そのものを楽しむ余裕があるように感じました。その中にも他学年にはあまり見られなかった競い合う気持ちも芽生え、協力し、互いを信頼し合える関係性も築かれました。組立体操はまさに「真剣」そのものです。シーンとした空間の中に響く太鼓の音に合わせ、一つ一つの演目を丁寧に演じました。
 年長のリレーは毎年特に感動させられます。年少の頃は先生の元に走って抱きしめられていた子たちが、年長になると走順を自分たちで考え、一人一人がバトンを繋ぐ為に一生懸命走ります。年少・年中時代をみてきた担任は特に思いが強く、涙が止まらない様子でした。最後の体操の振り付けも、各グループに分かれて子どもたちが考えました。演目の熟練度に注目が行きやすいかと思いますが、子どもたちは十二分に成長しています。そんな姿が伝わった運動会になっていれば嬉しく思います。

 また昨年度同様にzoomを使ったオンライン配信にも取り組みました。
最大で45~50程度の接続があり、祖父母の視聴や他学年の競技を視聴する在園児もいらっしゃいました。一人一人の競技が終わるたびに画面越しに拍手をしている様子や、閉会式後にはチャットでもお礼をいただけて配信も実施することが出来て良かったです。

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