野菜の続き
2024年06月03日(月)園生活学び
コーナンに買いものに行った野菜苗たち。着々と成長しているようで、トマトが小さく実るだけでも嬉しい様子。どの苗から何が出来るのか分かりにくいという事で、イラスト付きの看板が差し込まれていました。
その看板を見てRくんが「これは何て書いてあるの?」と聞いてきます。「どんな野菜ができるのか」の好奇心が、文字への関心にも繋がっていました。こういう何気ないきっかけで「お く ら」という三文字が記憶されていき、『「お」が分かる。「く」も見たことがある。』と文字への広がりが出ていきます。
Hちゃんはワイルドストロベリーがなるのを心待ちにしているようでした。毎日観察するから気付いたのか「ここに実があるよ」と教えてくれます。「花が咲き、その後に実がなる」小学校の理科で習うような事柄ですよね。そういったことも興味関心があれば自然と気付き、身に付くこと。
そんな姿もあってか、苗植えをする前から植わっていたワイルドストロベリーに実がなっているのを保育者と別の子どもが見つけていました。「食べてみる?」と保育者が聞くと、ちょっと恐る恐るな様子でした。笑 きっと知っている「イチゴ」とは少しイメージが違ったんでしょう。
口に運ぶも、少し舌を出して恐る恐る舐めてみる。
「野菜の苗を植える」時に、子どもの案として挙がったワイルドストロベリー。それを買いに行き、育て、食べる。Rくんには文字への関心へ繋がり、虫が好きな子どもは「ねぇ、テントウムシいるよ」と、物事に集中する力があるからこそ見つけた、大好きな虫がいます。野菜を育てるという一つの事柄だけでも、こんなに沢山の育ちと経験が見て取れます。