自然に触れること
2024年06月19日(水)園生活学び
園で野菜を育てたり、摘める花があったり、裏の畑に出かけたりと、子どもが自然に触れることは大切だと考えています。「野菜を育てる」という過程の中にも、土や苗が必要だったり、虫が増えたり水をあげたり、大きくなったら支柱で支えてあげたりと、色々な事柄が含まれています。
子どもからすると「野菜が出来た!食べたい!」だけかもしれないけれど、それでも全然いいんです。食べたいという意欲が生まれているわけです。
そうした経験を年少時から経験することで、年中、年長になると「ちゃんと水をあげなきゃ!」という意識や「どうしてこの虫がいるんだろう?」という疑問が生まれるようになっていきます。
また、「思い通りにならない存在を知る」こともできます。年少児は特に、苗を植えた翌日には「もうトマトできた?」と聞いてきます。笑 花を摘むにも、イチゴを採るにも数に限りはあるし、「欲しい!」と思ってもない時だってある。そういう「仕方ない」ことも知ることができます。駄々をこねても、こればっかりは本当にどうすることも出来ません。笑
大人が子どもに対して「学ばせよう」と考えるのではなく、子どもが自ら経験することで「感じて学ぶこと」がとても大切だと考えます。