運動会を終えて
有難いことに暑さに悩まされるくらいの天気の中、第56回運動会を無事に終えることができました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
この記事を書いている日に、去年卒園した保護者の方々とお話をしていると「子どもが今も、年長の時のお遊戯会のDVDを見て元気をもらってる」や、「この間、卒園遠足で行ったは博物館に家族で行ってきたんです」などの会話がありました。どういった事柄が子どもの思い出として強く残るかは人それぞれだと思いますが、運動会という大きな行事をたくさんの応援の中で行えたことは、子どもにとっても良い経験・思い出になってくれたのではないでしょうか。


運動会は出来栄えや勝ち負けに拘るのではなく、一つの行事という節目を通して改めて、「今までの子どもの育ちをみよう」という考え方が大切だと思っています。そういった眼差しで子どもの様子を振り返ると色んな育ちがあります。



せっかくの運動会。親子でも行事が楽しめるよう、親子競技も設けています。これを楽しみにしてくれる子どももいます。



また、運動会と言えば団体演目・競技も魅力的な要素かもしれません。
「一人では出来ないことも、みんなと一緒なら出来る。」
「仲間、集団って楽しいな」と思えること。
運動会を境に仲間意識が強くなるというのも事実としてあります。






運動会という行事を俯瞰的に見た際に、当園の「良さ」が見えてきました。何かと言うと、子どもに関わる大人の「温かさ」です。朝のラジオ体操の際、誰にも見えない場所であっても、バス運転手が一緒に体操をしてくれていたり、実は会場に、大人になった卒園児が職員として参加していたり、「その姿を見たい!」と当時の担任が見に来てくれ、来賓・元職員が最後の体操を子どもと一緒にやっていてくれる。
もともとの心構えが「子どもっていいよね。大切だよね」という考え方を持ってくれているんだと思います。そういった温かい雰囲気の中で子どもが過ごせることは、子どもの安定した情緒に大きく関わっていると感じます。




一つの大きな行事を通して、子どもが楽しむ姿、成長する姿が見え、園の良さも見えることができました。欠席なく参加してくれた子どもたち、保護者の皆様、ご来賓の皆様、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。


