探究
朝の職員室内で「たかひろ先生、公民館のところにてんとう虫のさなぎが沢山いるの知ってます?」と聞かれ、「知ってますよ~」と答えたのですが、全然見当違いの場所でした。外回りの掃除をしているときに小学生が見つけたようで、その姿を見て保育者もサナギが集まっていることを知ったそうです。
「じゃぁみんなで見に行きたい」という思いから、クラスで探検してみると、まぁいるいる。


更にこの裏手の日陰のほうにも沢山のサナギがいました。保護者用の配信の中で、保育者の記録としてこのように書かれていました。
帰り道に子ども達と【同じ壁なのになんであっちにはいて、こっちにはいないんだろう?】という話になりました😊 「こっちはひなただからいないんじゃない?」「きっとすずしいほうがいいんだよ!」「むこうには木が近くにあったからいるんじゃない?」と子ども達なりにいろいろと議論を繰り広げていました👍
きっと、虫に興味がなかった子どももいたと思います。むしろ苦手な子がいて当然。でも、この体験があったからか、翌日・翌々日にはクラスにこんな手紙が届いていました。


これを見て分かるように、きっと子どもの興味心に火が付いたのかもしれません。てんとう虫は1種類じゃない。人にとっていい虫。保護者の手助けもあったとしても、年長児がここまで探究している姿が純粋にすごいなぁと感心させられました。保護者の方が丁寧に関わる姿もとても素敵です。
これはフォローをする為でもなく、これも純粋に思うことなのですが、これを見た他の保護者の親心として「うちはそこまで。。」なんて思う必要はない。ということもお伝えさせてください。
そもそも興味関心は人それぞれです。子どもが何か興味を持ったときに、ちょっと一緒に調べてみたり、一緒に話してみるだけでも十分な子どもとの関わりです。子どもたち一人ひとりに合った関わり方があり、それぞれのペースで気づきや驚きがあります。
“へぇ〜不思議だね”と親子で一言つぶやくだけでも、すてきな学びのはじまり。
