果物の種
あるクラスのサークルタイム(話し合いの時間)で、「リンゴの種」を持ってきてくれた子がいました。
サークルタイムに特段の決まりはありません。
Rちゃんはきっと「みんなに見せたいな」そんな思いから、お家からリンゴの種を持って来てくれました。
このリンゴの種。
子どもたちが「植えてみたい!」となったようで、「それならば!」とリンゴの種を植えることになりました。

芽は出るでしょうか?
『やってみないと分からない』ですよね

それは大人が決めることではありません。
やってみるコトがとても大切。種を植えた子どもたちは「リンゴジュースができるんじゃない?」とワクワクした声が上がっていました。素敵ですよね。
そうすると、面白いように新しい種類の種が増える。
かぼちゃの種。お花の種。甘夏の種。子ども達の「やってみたい」が溢れています。

Rちゃんが初めて持ってきてくれたリンゴの種。
そこから約10日ほどで、こんなにも植物の種コーナーが出来上がっていました。

先日研修会で講師の先生から、「アフォーダンス」という言葉を聞きました。
「アフォーダンス」とは、環境が人の行動を自然と引き出すことを指します。
(*保育の世界の「環境とは」子どもを取り巻く人・物・空間・自然のすべてを指します)
Rちゃんが何気なく持ってきてくれた環境(リンゴの種)が、「植えてみたい!」という行為を誘発し、その姿が周りの子どもたちにも広がっています。こうした空間があることで、子どもたちの興味や関心はさらに広がっていくのではないでしょうか。
私がこの様子をみていて嬉しく感じたことがあります。それは、保護者の方が「園に種を持って行って良い」という判断をしてくれていること。
子どもが急に「ねぇ!この種幼稚園に持っていきたい!」と言われたら、どうでしょう?
子どもたちの「やってみたい」が広がっていく背景には、園だけではなく、ご家庭の支えがあります。
親もまた、子どもを取り巻く大切な環境の一つなのです。
