園外保育
園バスを活用して近隣のホームセンターに買い物に行ってきました。
そもそもこれは、私(副園長)が、「子どもたちと野菜の苗買いに行きたいな」と以前から思っていたことと、園内研修で保育を振り返った際に、保育者の「園外に行きたい」「子どもたちと園バスに乗りたい」という思いがあり、それを合わせて実施出来たらいいなと思った事柄でした。
そこで連休前にJA横浜メルカートきた店に相談をしたところ、対応してくださった副店長様がとても温かく対応してくださいました。結果的にお店との都合が合わずに頓挫していた時に、何気なくコーナン港北ニュータウン店に行ってみると「ここなら園バスが停められるかも」と、ダメもとで相談に伺ったところ、こちらも主任の方が快く了承してくださいました。そして職員で下見に行き、日程調整をし実現したという長い過程がありました。
土を耕したりする過程を子どもも見たり手伝ってくれ、保育の中でも野菜や苗について触れ、いざコーナンへ。子どもがバスに乗った時の興奮を見た時には実施が叶って良かったなぁと心から思いました。
道中では最寄り駅周辺を通るので、みんな見慣れた道・知っている道だったこともあり「こっち行くと私の家だよ」「ここおばあちゃんち」「ここでお食い初めした」などなど本当にワイワイと会話を楽しむ姿が印象的でした。
店内は想定していたより空いていて、ゆったり見ることができました。写真にもありますが「白いすいか、オレンジ色すいか」なんて、私たち大人でも「え?そんなものあるの?」って不思議に思いますよね。サボテンをみつけても、「サボテンってこんなに小さいんだね」という言葉もあり、きっとアニメや映画でみるようなサボテンは、砂漠の荒野にデカデカと生えているイメージがあったんだろうなと思います。でも、これも当たり前ですがサボテンだって小さなものから成長して大きくなるんです。子どもの素直な反応からも、色々な刺激を受けていること感じました。
野菜だけじゃなくアジサイやバラ、既に収穫できそうなナスが見本で飾ってあり、「こうやってナス出来るんだね」という声もありました。「私、薔薇好きなんだよね」と花の匂いを嗅ぐ姿も。
お目当ての苗を買いそろえて園に戻ってきました。1時間くらいの行程でしたが、今までは「自分たちで育てた野菜」が、今年は「自分たちが買って、育てた野菜」という一文字が付け加えられます。これにどれくらい大きな意味が出てくるかはこれからですが、この記事を書いている時に保育者から『同日に子どもが保護者の方と再度コーナンに行って、「こうやって周ったんだよ」「これを買った」と案内したそうです』や、『年中児も買った苗の品種をしっかり覚えていて、保育者にも話してくれている』という話が聞けるのも嬉しいことです。