すぎの森幼稚園
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公開ブログ

梅の実

2024年04月23日(火)園生活

Mちゃんと一緒に園庭を歩いていると、木の下に何か落ちているのを見つけました。

 拾ってみたいけど、落ちているモノが何だかわからないし、蟻がいるので「拾って欲しい」と頼まれました。拾ったモノを虫取り網に入れていたのですが、何故か砂が入っていたのでコップを渡し、梅の実に触れやすいようにしてみました。そんなことをしていると年長児が「大きな蟻捕まえた!!」と見せにきてくれます。

 コップに入れ直すと、やはり見えやすくなったことでより興味を持ったようで「もっと拾いたい」となりました。それを見ていたA君も梅の実を使って「料理するから食べてよ」と、仲間入り。

A君も蟻が苦手だったようなのですが、また年長児が「二匹目捕まえた!」と見せに来てくれたので、「A君も一緒に見てみる?」と声をかけます。

そのあと、A君の興味は蟻に移ったようで、じーっと蟻を見つめていると年少児も一緒になって「ここにもいるよ!」と蟻探しをします。

A君の料理は食べられなくなりましたが、Mちゃんの梅の実探しが他の子にも広がっていました。

 いつの間にか入れ物がコップからお鍋に変わっていたMちゃんは、たくさん拾ったモノを先生に見せようと思ったようです。一緒にいたY君と一緒に、梅の実の匂いを確かめてみます。Y君、朝は「いやだー!」と登園を渋っていましたが、もうそんな様子はありません。

 更にMちゃんはもう一人のクラス担任にも見せに行っていました。実はMちゃんも朝の園バスに乗るときは「イヤだー!」と泣くことが続いていました。泣いてしまうことが決して悪い事でないのですが、保護者の方がお子さまを園に送り出してくれることで、Mちゃんの梅の実拾い(遊び)がたくさんの子どもに影響(育ちの面でも)していることが分かっていただけるかと思います。

 担任が撮ったMちゃんは満面の笑みでした。こういったやり取りを通して保育者との愛着関係が築かれていきます。

こういった育ちが子どもたち一人一人にあります。だから遊びの時間が大切なんですよね。

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