昨日の指輪
2023年02月03日(金)園生活学び
「せんせいさ、きのうのゆびわつくれる?」
私のところに来た子ども。昨日、「花をつかって指輪を作りたい」と相談があったので、
押し花セットの中にある毛糸を使って輪を作り、そこにお花はセロテープで付けるとのことで指輪が完成しました。私はあまり器用な方ではなく、もう少し見た目が良いものを作れればよかったかなぁ、段ボールを丸めてみればよかったかなぁとか、何か他にやり方があったかもしれないなと自分の力量不足を感じていました。
その翌日に、同じ子どもからまた同じ指輪を作りたいとのお話。
『昨日と同じ作り方でいいの?』
「うん、だいじょうぶ!」
ビオラを摘んでくる間に私が毛糸で輪を作り、そこに花を付けて指輪の完成です。
するとその子がニコニコしながら指輪をもってどこかに歩き始めました。
担任の先生を見つけると、「はい!せんせいあげる」
この姿を見て、「もう少し見た目が良い物が出来たかも」と考えてしまった自分を反省しました。
きっと子どもの中では見た目は大きな問題ではなかったのかもしれません。自分が作りたいなと思ったことが出来たことが、きっと何より嬉しかった。その喜びを翌日も覚えていて同じ物を作り、自分の担任の先生にあげる。共有したい。
その想いがあるから、私が気にしていた見た目なんかは子どもは全く気にしていなかったんです。
子どもと関わることで気づかされること、学ぶことは本当に多いです。