すぎの森幼稚園
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1年生の授業研究会

2023年05月16日(火)学び

 横浜市立恩田小学校で「スタートカリキュラムから一ヶ月 一年生の授業研究会~架け橋期の指導を考える」に参加させていただきました。恩田小学校は校長先生をはじめ教職員の皆様で子どもの実態を見つめ直し、「子ども自らが育つ学校」を目指していらっしゃいます。

 幼稚園では、遊びを通した生活の中で「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」「知識及び技能の基盤」といった資質・能力を育てています。それらの能力は、次の小学校に進学した時に子どもたちが生活し、学習していくための土台となるものです。

 保護者の目線から考えると「幼稚園に通っている間は、元気にのびのびと遊んでいて欲しい。けど、小学校に行ったら、きちんと勉強して欲しい。授業に付いていけなかったり、いじめにあっても困る」など、色々なお気持ちがあると思います。ですが、小学校の授業や学習に向かう姿勢も、いじめにあわない・いじめをしない、という人間性も幼児期に培われた力と大きく結びついているのではないでしょうか。

 私が参加させていただいたクラスでは、一つのやり方に縛られるのでなく自らが選択できる選択肢が用意され、表現の仕方も文字のみに拘らず、絵や会話で伝えることもOK。上記の「みんなの?みんなで解決!」も、決められた大人のルールに子どもを従わせるのでなく、大人(教師)と子どもが共に考えている姿がとても印象的です。

 また、今は当たり前なのか、各学校によって違うのか分かりませんが、チャイムがならないことに驚きました。これは4月に参加させていただいた本郷台小学校でも同じです。授業時間をはっきり区切るのではなく、子どもの姿をみて柔軟に授業の時間を延ばす。

 言葉だけでお伝えするのが難しいのですが、見せていただいた小学校の授業はまさに幼児期の保育と変わりがなく映りました。これは公開授業の後のディスカッション内でも話題になりました。小学校の公開授業に行ける機会は少ないのですが、コロナ禍も終わりを迎えた今だからこそ公開授業等に積極的に参加し、幼児教育が小学校教育に繋がる姿を今後も学び続けたいと感じさせていただける公開授業でした。

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