学ぶ(まねぶ)
先日の土曜日にバザーに向けての準備でお父様方にお手伝いをしていただきました。
お手伝いにたくさんの方が来ていただけたので、急遽ですが木材の切り出しもお願いしました。
暑い中ではありましたが、お手伝いありがとうございました。
その切り出した木材をヤスリがけしていると「何してるのー?」と子どもたちが集まってきました。
「木のトゲトゲしてるところを削ってるんだよ」と話すと「やってみたい!」とのこと。
ヤスリを木の面にあてて擦ると木くずが出てくるので、木の面を触ってもらって「つるつるしてきたでしょ?」と話すと、「あぁ~なるほど」という表情でした。
しばらく黙々と削っていると、一人の子が僕のやり方を見てマネをしていました。
固い場所にヤスリを置いて木をあてたほうが削れるんですよね。
この姿を見た時に以前研修会で、「学ぶ(まねぶ)」という言葉をお聞きしたことを思い出しました。
「学ぶ(まなぶ)」の本質は「真似る」から生まれているそうです。
お父様方が木材の切り出しに工具を使い切り出していたことも当たり前のような光景に見えますが、根本にあるのは、モノの使い方を誰かから見て、聞いて、真似ることで行動になります。
子どもも私がやっているやり方を見て、
・そのやり方をやってみたい(真似てみたい)
・効率がいいのかな?
・なんでそのやり方をしてるんだろう? など、
色々感じて行動に移したんじゃないかなぁと思っています。何気ない子どもの行動にはしっかりと意味があり、「自ら学ぼうとする姿」が含まれています。
そんな姿を見守りながら、あぁ子どもって面白いよなーと感じさせてくれるのが下記です。
もうヤスリがけにはひと区切りして「ドミノしようよ!」と。笑
その後は積み木のように、積み上げたり、並べてみたり。
積み上げ方も一人のやり方をみて、これが安定するんだろうなと感じたのか真似た積みかたをしています。規則的に並べてみたり、立体的にしてみようとしたり。
木材を削るのは全く進まなかったのですが、何気ない姿からも子どもの育ちや関わりを学びました。
この子どもたちがクラスや学年が異なることも素敵だなと感じています。
子どもは仲良しになる天才ですよね。大人も見習わねばと、まねばせてもらいました。