すぎの森幼稚園
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黙々と

2023年11月08日(水)園生活学び

花壇の草むしりをしていると、その奥でMちゃんが前回りの練習中のようでした。
よーーく見てみると、縄の途中に結び目が二個ついていました。きっと誰かが少しでも跳びやすいように長さを調整してくれたんだと思います。ちょっとした関わりかもしれないけど、子どもからすると思っている以上に効果を感じてくれたり、おまじない効果があったりもします。一回、一回を丁寧に、一生懸命跳ぼうとする姿が印象的でした。

数日後。
何気なく園庭に出てみると、同じ場所にまたMちゃんの姿がありました。この「跳べる感覚」を掴みかけると、より縄跳びが楽しくなってきますよね。

 少しこの場面を紐解いていくと、幼稚園教育要領の中に「身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。」(一部中略)と書かれています。
 また、領域「健康」の中では「明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう」「自分の身体を十分に動かし、進んで運動しようとする」ともあります。

 子どもが明るく伸び伸びと行動できるのは、精神的に安定した状態が必要です。私だけでなく他の保育者もMちゃんに声をかけたり、関わりを持って接しています。その中でMちゃんが「自分を認めてくれている」と感じてくれていたら嬉しいですし、Mちゃんが達成感や充実感を味わっていることが見てとれます。その姿を見て周りの子どもも影響を受けるでしょうし、そこから人間関係がより広がることも考えられます。

 何気ない縄跳びの1場面でしたが、年中の時期も2学期後半。子どもの成長を感じる大切な1場面でした。

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