すぎの森幼稚園
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幼保交流&ネイチャービンゴ

2023年11月02日(木)園生活園行事

 都筑区が行っている幼保小交流事業に参加している関係で、同じ区内のキッズフォレアカデミーさんとの交流会をおこないました。遺跡公園までは時間の都合もあって幼稚園バスで向かいました。それだけでも年長児はウキウキわくわくです。公園内では同年代の子ども同士で遊んで交流を深めます。
*キッズフォレ様にはお子さまの写真使用許可を得ています。

 初めは双方で緊張している様子がありましたが、そこは子ども同士。遊んでいくなかで自然と笑顔が増えていました。バッチをみて「名前なんていうの?」と聞いてみたり、全員で輪になって名前と進学先の小学校を発表したりと、同世代との交流を深めていきました。きっとこういった経験は小学校に就学した際に役立っていくと思います。

 交流会のあと、せっかく遺跡公園に行ったのにそのまま帰るのは勿体ないということで、年長組でネイチャービンゴを楽しみました。このビンゴは夏に参加した研修会で知ったもので、大きな特徴は「五感を使う自然体験」です。子どもたちと出来たら楽しいだろうなと思っていて、いい機会なので保育の中におろしてもらいました。

 その際に、決まった課題をこなす、大人が感じて欲しいというモノを経験するのもいいとは思うのですが、今回は子どもたちにビンゴの内容を話し合いの中で決めてもらいました。その方が純粋に子どもたちが楽しんで取り組んでくれるんじゃないかなという想いと、話し合う経験を大切にしているからです。

 実際に話し合いの中に私も参加させてもらいましたが、子ども同士でも話し合いをくり返し経験していくことで、しっかり「話し合い」が成り立ちます。実際の会話の中で一人が「青いものを見つける」という発言がありました。それを聞いた子どもたちが「青いモノはないんじゃないか?」とざわざわ話すのですが、そこに別の子が「空は青いよね」の一言で子どもたちも「あぁーあるね!!」と共感していました。自分の意見が周りに尊重されることはとても大切な経験です。

 出来上がったビンゴを首にさげ、いざビンゴを目指してグループで活動します。とにかくスピード重視で全部のマスを埋めたい子もいれば、じっくり楽しみたい子もいて一緒に周る大人も忙しかったです。笑

 不思議なことに、当たり前のようにいるだろうと思っていた鳥が全然いない!やっと見つけたと思っても望遠レンズで捉えるのがやっと。 これも「見つけられた」派と「見れてない」派で分かれました。

 そして最後までマスが埋まらなかったのが「風の音」。この日は全くの無風の日で、保育者同士でも「これば今日は無理かもしれないね」と話していました。どうしても全部のマスを埋めたい子どもたちは「ハッ!」と漫画のような閃いた顔つきをして、「ねぇ、走れば風の音するんじゃない??」とおもむろに全速力で走ります。大人にはない発想かもしれませんよね。「ないもの」を「ある」に変えれる力は今後の人生に大きく役立つと思います。

 子どもが公園や自然を想像した中で生まれたビンゴカードは、意欲や興味、秋の自然を五感を働かせながら楽しむことができました。

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