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作品展と個人面談

2023年02月14日(火)園生活園行事

 一年間子どもたちが保育の中で描いてきた絵を個人面談の期間に掲示しています。以前は作品展という行事が近づくと部屋の装飾をガラリと変え、保育も作品展の為の時間が多かったのですが、教育要領の改訂や行事のあり方を見つめ直した時に今の形式に変更しました。

 見学説明会の時にもお話をさせていただいているのですが、私たち一人一人の考え方が異なるように、子どもたちも考えることやイメージすること、表現したいことは様々です。それを「こういう描き方をしなさい」と決まったやり方を示すことはどうなんだろう?と思うわけです。

 幼稚園教育要領の「表現」のねらいには、『感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ』と書かれています。保育で大切なことは子どもの表現をそのまま受け止めることではないでしょうか。また、クラスの子どもと一緒に行うことで「あ、それいいね!」「そういう描き方(表現方法)」もあるんだと気づきがあります。その気付きを得て、繰り返していくことで感性がより育まれ、年長組の絵本画のようにそれぞれの「夢」の続きが描かれていきます。

 個人面談では年度末ということもあり、保護者の方からたくさんのお礼の言葉を頂戴したそうです。年長児保護者の方からは「遊び尽くしました。その中で色んなことが出来るようになった」と本当に嬉しいお言葉もありました。

 面談を終えた保育者が「面談中に自分以外の保育者の名前があがることが嬉しかった」と、私に伝えてくれました。保護者の方が現担任に感謝を伝えつつ、他学年のときに担任をした保育者の名前をあげてくれたそうです。
 「自分が一年担任をしてきたのにな。。。」と感じてしまうかもしれません。そう思わずに素直に喜べる気持ちは、保育者同士が互いに支え合い、高め合い、成長し合えた同僚性が育まれているからこそ喜べること。

 人に恵まれているなと思います。有難い。

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