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小学校交流

2024年02月09日(金)園生活園行事学び

 近隣小学校へ、幼小接続の交流に行ってきました。園を出る際にはワクワクしていた子どもたちも、いざ小学校の建物に入ると施設の大きさに驚いている様子でした。小学生の写真が記載できないので雰囲気が伝わりにくいかもしれませんが、子どもたちの緊張とは違って、1年生たちはにこにこしながら楽しそうに迎え入れてくれたのが印象的でした。というのも、授業を通してこの日の為に色々と試行錯誤して取り組んでくれていたであろう様子が、教室の中にたくさん広がっていたからです。

 交流の内容としては「なかよく たのしもうかい」に挙げられていることを行ってくれました。「一年生になろう」では小学生が実際につかっているランドセルを背負わせてくれて「重くない?」「全然大丈夫だよ!」など、何気ない会話を通して園児側の緊張もとけていく様子がみられました。

 何気なくクラス内を見渡すと「がんばりスター」と「やさしさスター」の掲示物が目を引きました。
がんばりスターの方では「今日のスターはみんなです。掃除を頑張ってくれました」「今日のスターは先生です。書くのを頑張っていました」などが書かれていて、「やさしさスター」で目を引いたのが、恐らくまだ授業で文字に触れ始めた時期というのもあってか、苦手な子どもへの配慮なのか、大人の字で「かしてあげる」と書かれていたことです。文字が書けなくとも先生がそれを認め、援助してくれることは子どもにとって何よりの安心感が生まれると思います。がんばりスターでも、他者を認め、認められる経験は生徒たちの自己肯定感を育むだろうなと感じ、素敵な取り組みだと思いました。

そんな温かい雰囲気の中で、1年生から年長児に手作りネックレスのプレゼントがありました。

「ねんちょうさん、がっこうがんばってね」
こういった経験は小学生側も他者を思いやる気持ちが育まれるでしょうし、「どうやったら年長の子は楽しんでくれるんだろう」と考えることは思考力や創造性の育ちが期待されます。こういった事柄は、実は「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」として、幼児期の育ちの目標とされています。

 一枚目は色水を作る為にモノとのかかわり、水の量の関係性、「お花は5個必要」と数への興味へとも繋がります。2枚目は雲梯で、「全部は難しいけど、やってみたい」という気持ちと思考をめぐり合わせた結果「真ん中に踏み台を置いて調整する」という結論に至る。3枚目は自分たちで遊びの空間作りをし、イメージの共有や役割分担、異年齢の交流も見てとれます。

 小学校交流で見た1年生の姿と幼稚園生活が繋がる様子が見てとれ、嬉しく思いました。
年長児からすると就学への不安が少しでも軽減されていれば嬉しいですし、よい学びがある交流会となりました。

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